私が産業医を務める電通総研(旧(株)電通国際情報サービス(ISID))では、産業医からのメッセージを全社メールで配信しています。平成23年頃に不定期に始まったこの活動は、平成25年から毎月一回に定例化され、現在もなお継続中です。大勢の社員のうち、私が面談の機会を持つ方々は限られています。しかし私は、未だ面識のない多くの社員に対しても産業医の立場にあります。このコラム配信は、私が全社員にあまねく提供できる「医療」なのです。
職員の勧めもあり、令和3年9月から院内にもこのコラムの印刷物を置き始めました。多くの皆様の来院予定に合わせて、2か月に一回のペースで公開し、このHP上にも順次掲載して参ります。私たちはたくさんの医療情報群に圧倒され、自信も自身も見失いかけています。しかしヒトの身体はそれ程もろいものではありません。何事も数値で判断しがちなデジタル社会の中で、 アナログ思考を取り戻して頂ければ嬉しい限りです。 このコラム群が、皆様の自信回復の一助となりますことを願っています。
令和5年1月
(1)ホタルの最期
(2)看護とは何であるか
(3)私の起承転結論
(4)評価について
(5)基本を大切に
(6)祈りを込めて
(7)道
(8)モグラvsニホンザル
(9)あなた、そして私
(10)損して「徳」とれ!
(11)あみだくじに人情を
(12)ワクチン、どうします?
(13)運命論を問う
(14)新社会人の君へ
(15)日本的感性、再び
(16)医学部受験の一考察
(17)内科自慢
(18)人間に成るということ