当院の診療方針
当医院では下記を診療方針に医療活動を行います。
- 不必要な不安を解消する
医学は人類を幸せに導くための手段です。
ところが溢れてあまりある医療情報群は、むしろ不必要に私達の不安を煽っていることを痛切に感じます。
医療は個人に対して行われる個別の行為であり、一般論を個々の例にそのまま当てはめることは不可能です。
当院では情報を整理することで、無用な不安を解消する医療を目指します。
不安を解消することは、疾病の治療や予防などすべての医療の場面に絶対不可欠です。
- 全身を見る診療に努める
高度な診断能力と確実な治療成績が求められる現代では、その必要性から専門分野が細分化されています。しかし、初期診療の場であまりに専門性を重視し過ぎると片寄った診療に陥り、大きな見落としを犯す危険性があります。
近年多くの大病院では、早期診断・早期治療を行うに際し、総合診療部の存在意義を再認識してきました。
これまで総合診療に限定して研鑽を積んできた経験から、その真骨頂である「的確でより早期の診断」を追求します。
- 高度医療機関と連携する
現代の医療では早期診断を目的に、検査を行う機会が増えています。
大病院では見落としを防ぐために、複数の医師がそれぞれ専門的な眼で検査結果を確認し、議論した上で最終診断を下すのが一般的です。より高度な診断の際に検査結果をひとりだけで判断するのでは、どれだけ優秀な医師であっても責任ある医療の提供が困難なのです。
医師ひとりの診療所で行える医療の限界をわきまえて、高度医療機関へ紹介すべき適切な時期を判断します。
- チーム医療を構築する
医療は医師のみが行うものではなく、医療機関全体が提供する仁術です。
満足できる医療行為は、各専門家がそれぞれの立場で行うべきことを行ってはじめて達成されます。
昨今必要性が問われているチーム医療の本質は、医師を中心として看護部門、検査部門、事務部門などが足並み乱れず機能することにあります。各スタッフは常に専門知識の修得に努力し、互いに情報交換しながら、専門家としての立場で診療をサポートします。